2017年05月16日

まつもとに向けてB

原型ができたら、鋳型を作っていきます。

耐火レンガを粉末状にしたものと石膏を混ぜて、鋳型材を作り、原型をトタンで囲った中にできた泥状のものを流し込んでいきます。

CIMG6631.jpg

CIMG6630.jpg

CIMG2234.jpg

数時間経ってトタンを外すと、型ができます。
CIMG2237.jpg

posted by モトヤマヒロコ at 17:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年05月15日

まつもとに向けて A

庭にあるピザ窯(お隣さんが置いていった七宝窯)に蜂が巣を作っています。

IMG_1224.JPG


早速、凄腕養蜂ガラス作家に来てもらいました。
日本ミツバチだよー。蜜蝋が取れるね。と

日本ミツバチをおびき寄せるためには、巣箱に蜜蝋を塗るらしいのですが
蝋原型を作る際の溶けた蜜蝋の匂いに誘われてやって来たのかもしれません。



コロコロ転がるように中に入っていくミツバチ

posted by モトヤマヒロコ at 15:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年05月14日

まつもとに向けて

先月から、クラフトフェアまつもとへの作品制作が始まりました。
こちらは先日の様子

蜜蝋を練って原型をつくります。
出来上がりを想像しながら蝋を練る時間はとても楽しい。
アトリエの中は溶けた蜜蝋の匂いでいっぱいになります。

蝋原型は気温による変形を防ぐため、水に浮かせておきます。
IMG_1141.JPG

あるていどできたら、湯道をつけていきます。

IMG_1121.JPG


posted by モトヤマヒロコ at 10:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年04月29日

クラフトフェアまつもと2017に出展いたします

5月27日、28日に長野県松本市で開催されるクラフトフェアまつもと2017に出展致します。
県外のクラフトフェアに出展するのは初めてなので、今からかなり緊張しています。
忘れ物したらどうしよう。。什器や荷物は車に乗るのだろうか。。。。

昨日出展者が発表されました。
知り合いも何人か出展しているようで、会場で会えるのが楽しみではあります。
どうぞよろしくお願い致します。

まつもと.jpg


http://matsumoto-crafts.com/craftsfair/
posted by モトヤマヒロコ at 08:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年04月19日

古道具屋に春 終わりました。

DM用.jpg

3月29日から4月9日まで、佐倉のWork Worksさんでの展示が終わりました。
今回も、たくさんのお客様とお話することができ、大変貴重な時間を過ごさせて頂きました。

作品には制作期間中、当たり前ですが自分一人で向き合っています。
今回は古道具をモチーフとして制作しました。
もちろん作品は古道具ではないですが、私の頭の中では、今目の前にある蝋原型が、じつは本物の道具であって、それぞれが色々な場所で、色々な時間を誰かと過ごし、今、私の手の中にあるという想像で制作をしていました。

・このトンカチは大工のおじいさんが大事に使っていたとか。
・この刷毛は和菓子職人が使っていた。
・この箒は、とにかくガシガシ使われていて、もうクタクタでヘロヘロなんだけど、それでも使われていて・・
・この盃は幸せな人たちをちょっとほろ酔い気分で眺めていたとか。


そんな風に想像しながら制作するのは本当に幸せで。
それらがギャラリーで並べられた姿は、なんだか入学式に並ぶ我が子を見るような気持ちでした。

ちなみに、私の使っている道具達は本当に気の毒で、蝋を塗るための刷毛なんて、何度焦がしてチリチリにしまったことか。。
湯(溶けた金属)の垢を取るための柄杓も、何度溶かしてしまったことか。。。

グラインダーのコードも何度切ってしまったことか。。。

大事に使ってあげなければと。反省しています。

今後の予定としましては
5月27日、28日にクラフトフェア松本
6月3日、4日に「にわのわ アート&クラフトフェア千葉」
に参加させて頂きます。また追ってご案内させて頂きます。

Worksの皆さん、たくさんのご協力ありがとうございました。

http://www.sakura-workworks.com/





posted by モトヤマヒロコ at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年03月26日

展示のお知らせ

3月28日より、佐倉のWork Worksにて企画展示を行います。

画像新.jpg

あてな新.jpg

「古道具屋に春」
鋳金家 本山ひろ子 展

3月28日、29日、4月2日、4日、5日、8日在廊予定

どうぞ宜しくお願い致します。
posted by モトヤマヒロコ at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年03月15日

春の鋳込み

今日は鋳込みでした。
朝起きたら、かわいい小人が現れて、鋳込みを手伝ってくれました。

2017031501.jpg

2017031502.jpg

2017031503.jpg

2017031505.jpg
posted by モトヤマヒロコ at 20:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年03月13日

久しぶりの大きな窯
前回まで調子の悪かったバーナー
なぜか今日は炎の調子がすこぶる良い

20170313.jpg
posted by モトヤマヒロコ at 01:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年01月28日

なんとか成功

型を開けました。

2017012621360000.jpg

2017012620060000.jpg

なんとか成功のようです。
posted by モトヤマヒロコ at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年01月26日

鋳込み2017

昨日は今年初の鋳込みでした。
ちょっと窯の火が強すぎたのか、型にヒビが結構入ってしまった。
そろそろバーナーを修理しないといけなそうです。
IMG_0345.JPG

鋳物場が寒くて、休憩しつつモタモタしていたら、いつも間にか夜になってしまいました。
余計に寒くなってきてしまう。

20キロ程でしたので、今日は小さい方の火床を使いました。
送風機が大きいので、火が強い。。。

IMG_0346.JPG

IMG_0347.JPG

1時間半程度で溶けました。真鍮だったのでガスがすごい。
全く湯面が見えませんでした。
型は明日開けます。
posted by モトヤマヒロコ at 09:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年01月22日

鋳物初め

今年の鋳物初めは、4月に市原で行うワークショップのための作品となりました。

IMG_0338.JPG

ビスケットみたい。

ブロンズにするか、真鍮にするか。
posted by モトヤマヒロコ at 21:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年12月25日

個展 トリツリー 終わりました

成田公津の杜 ギャラリー海での個展が終わりました。
年末のお忙しい中、お時間を作って頂きギャラリーに足を運んでくださいました皆様、本当に有り難うございました。また、毎回様々な面でサポートしてくださるギャラリー海の小林様、ありがとうございました。

一つの制作が終わり、制作できた喜びと、至らなかった点の反省と、自分自身への次への期待が今、胸の中に渦巻いています。

昨日、shinobuさんから作品の写真が送られてきたので、一部掲載いたします。

1.jpg
2.jpg
3.jpg
4.jpg
5.jpg
6.jpg
7.jpg

photo shinobu


どうぞ皆様良いお年を

来年もよろしくお願い致します。

本山ひろ子
posted by モトヤマヒロコ at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年12月18日

個展 トリツリー 明日から始まります。

成田公津の杜 ギャラリー海にて
明日から展示が始まります。
ひとまず搬入が終わりました。

IMG_0236.JPG

どうぞよろしくお願いいたします。

「トリツリー」
本山ひろ子展

2017年12月19日ー25日
12:00から18:00

成田市公津の杜 3ー7ー21
杜のギャラリー 海


19日、20日、21日、25日在廊しております。
posted by モトヤマヒロコ at 20:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年12月09日

窯です

IMG_0201.JPG

新しい耐火レンガを使っての窯
今ままで使っていたブロックに比べるとちょいと重いけど、隙間がなくて良い。
posted by モトヤマヒロコ at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年11月17日

個展開催のおしらせ

2016年12月19日〜25日まで、成田公津の杜 ギャラリー海にて個展を開催します。

表.jpg

裏.jpg

よろしくお願い致します。
posted by モトヤマヒロコ at 11:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年11月10日

鞴祭2016

IMG_0100.JPG

本来11月8日に行う鞴祭ですが、当方は本日開催。

大きな鞴と、聖ちゃんから頂いたインドネシアの鞴と高校の先生から貰った小さな鞴。
こちらはいつも神棚から見守っている方々


そして、100ボルトの緑のブロワーが、現役の鞴様です。
今まで私が15年その前に使っていた方々が20年、おそらく30年以上使われていますが、本当に文句ひとつ言わず、故障もなく、ズーーと頑張ってくれています。

そのうちお客様を呼んで盛大にやりたいなと毎年思っています。。

本当に毎年感謝しています。
明日からまたよろしくお願いします。

12月に成田公津の杜ギャラリー海さんで個展をさせて頂きます。詳細はまたご案内いたします。
posted by モトヤマヒロコ at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年10月27日

工房からの風が終わりました。そのA

待ち合わせのローソンの前に、一人の男性がいました。

彫刻家の方でした。
その方に、車で後ろからついてくるように言われ、ここかよ!!というような急な坂道を上って行きました。
坂道を登りきると、そこは森になっていて、工場のような建物がありました。

工場のような建物は何軒かに仕切られていて、それぞれ彫刻家の方が使っていました。

一番奥が鋳物場でした。
そこは砂が敷き詰められていて、ホコリっぽくて、暗くて。

我が学び舎になんだか雰囲気が似ていて、

一目で気に入りました。

しかし、いざ使ってみると、砂が違う。窯の温度計が無い。窯のブロックが違う。

大学での使い勝手が違い、戸惑いました。

最初は、あれも無いんですか?これも無いんですか?と文句ばかりぶつぶつ言っていましたが一緒に窯をやってみて、納得。

無ければ無いでやり方はいろいろあるのだと学びました。

根気よくいろいろアドバイスを頂けて本当に良かったと思っています。

つづく。
posted by モトヤマヒロコ at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年10月20日

工房からの風が終わりました

10月15日、16日に開催した「工房からの風」が終わりました。

2016101609030000.jpg

ご来場頂いた皆様にすぐにお礼をと思っていたのですが、いざブログを書こうとパソコンに向かうと、この展示に向けて全力で走った半年間が思い出され、うまくまとめる事ができず、日々が過ぎました。

今回の展示であらためて鋳金の面白さを感じ、奥深さを感じ、まだまだ未熟な自分を感じ。
これからの道がひとつ見えた気がしました。

鋳金という技法には大学で出会いました。
大学では6つの工芸の技法(陶芸、漆、染織、彫金、鍛金、鋳金)
そのうち一つを選び、研究を進めて行くというシステムでした。
どれも魅力的で、なかなか一つを選ぶ事ができず、選考締め切りの日まで悩みました。

なぜ、鋳金を選んだかというと

これは絶対卒業したらできないな。もしくはやらないな
という感想からでした。
できないなら大学での4年間ぐらい、これをやるのもありかなと。

しかし、大学院卒業の時には、もうちょっと続けたいと。小さな工房を作ろうという気持ちになっていました。
当時の先生に相談したら、かるーく
「ああ、できるできる、簡単だよ♩」
その一言がすごーく軽くて
ああ、工房って作るの簡単なんだなぁって思ったのです。

とりあえずお金を貯めようと思っていたら、佐倉に鋳物ができるアトリエがあると、そこに空きがあるようだと知人から聞き、そんなご縁で佐倉で鋳物をやる事になったのです。

つづく。
posted by モトヤマヒロコ at 10:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年10月12日

花器の仕上げ

花器の仕上げです。

ヤスリ等で仕上げたあと、色あげに入ります。
花が映えるように黒い花器にしました。
20161011.jpg

色止めに最後に「いぼた蝋」を塗ります。

2016111102.jpg

2016101103.jpg

中はこんな感じ。白くてキラキラしています。
これを削って布の中に包み、タンポにします。

作品を温めながら、ぽんぽんと、タンポを作品に当てていきます。
作品の温度がいぼた蝋の融点まで上がっていれば、布から溶け出した蝋が作品に付着します。

いぼた蝋は、融点が高く、固いので、しっかりとした保護膜になります。
そして、何より他の物では出せないしっとりとした艶が出るのです。

「いぼたカイガラムシ」という虫の幼虫の分泌液から採取される蝋で、かなり固い。
調べて見ると、木工のつや出しにも使われるらしいです。

鋳物は温めて塗れるけど、木工の場合はどうするんだろ?
posted by モトヤマヒロコ at 00:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2016年10月01日

ブロンズ鋳込み

先日はブロンズの鋳込みでした。

ブロンズと真鍮は、金属の成分も違いますが、色味が違います。
私は仕上げをどのような感じにするかで、金属を使い分けています。

ブロンズは銅と鉛と錫
真鍮は銅と亜鉛
色味はブロンズがオレンジっぽいのに対し、真鍮は黄色みが強くなります。磨くと金色になるのが真鍮。


最近は真鍮が多かったので、それに比べるとガスの発生がほとんどなく、なんとも静かな鋳込みでした。
亜鉛ガスの影響ってこんなにあったんだなと。

溶解温度もなんだか低く感じました。
湯面はちゃんと鏡面になっていたので、問題は無かったのですが、ちょっと拍子抜け。
2016092915060000.jpg

CIMG6357.jpg

6個の鋳型、ほぼ無事に鋳込みできました。
気温のせいもあるかもしれません。
秋最高。
CIMG6358.jpg
posted by モトヤマヒロコ at 20:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記