2016年10月20日

工房からの風が終わりました

10月15日、16日に開催した「工房からの風」が終わりました。

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ご来場頂いた皆様にすぐにお礼をと思っていたのですが、いざブログを書こうとパソコンに向かうと、この展示に向けて全力で走った半年間が思い出され、うまくまとめる事ができず、日々が過ぎました。

今回の展示であらためて鋳金の面白さを感じ、奥深さを感じ、まだまだ未熟な自分を感じ。
これからの道がひとつ見えた気がしました。

鋳金という技法には大学で出会いました。
大学では6つの工芸の技法(陶芸、漆、染織、彫金、鍛金、鋳金)
そのうち一つを選び、研究を進めて行くというシステムでした。
どれも魅力的で、なかなか一つを選ぶ事ができず、選考締め切りの日まで悩みました。

なぜ、鋳金を選んだかというと

これは絶対卒業したらできないな。もしくはやらないな
という感想からでした。
できないなら大学での4年間ぐらい、これをやるのもありかなと。

しかし、大学院卒業の時には、もうちょっと続けたいと。小さな工房を作ろうという気持ちになっていました。
当時の先生に相談したら、かるーく
「ああ、できるできる、簡単だよ♩」
その一言がすごーく軽くて
ああ、工房って作るの簡単なんだなぁって思ったのです。

とりあえずお金を貯めようと思っていたら、佐倉に鋳物ができるアトリエがあると、そこに空きがあるようだと知人から聞き、そんなご縁で佐倉で鋳物をやる事になったのです。

つづく。
posted by モトヤマヒロコ at 10:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記