2016年04月02日

風草の展示が終わりました。

風草での展示が終わりました。
数年前から展示空間に合わせて物語と作品を制作するというスタイルを続けています。
場所というものには、それぞれ歴史があります。私がそこにいない時にも、そこでは時間が流れてきた、そしてこれからも流れていく。
まったく自分とは関係のないはずのその場所が、物語と作品のおかげで大切な一つの場所になっていく。

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私はその場所と自分とを繋げる為のツールとして物語を使っています。

物語は私だけでなく、読んだその人と場所をも繋げていきます。
物語があることで、リアルではないはずのその出来事が脳裏でリアルになっていく。

作品はモノでしかないけれど、想像はどこまでも大きく広がっていく気がするのです。

今回は、風草ギャラリーのすぐそばにある「山田橋」を舞台としたお話を作り、それにまつわる立体作品を展示しました。
風草の雰囲気は、以前にも増して素晴らしく、この場所で展示できる喜びを感じました。
お客さんのいない時間は本を読んだり、崖からの眺めを楽しんだり、有意義な時間を過ごす事ができました。

また、新しい出会いも頂き、短い時間ではありましたが、私と作品にとっては充実した一週間だったと感じています。お越し頂いた皆様、お時間が合わないからと丁寧にご連絡をしてくれた皆様
そして、このような機会を与えてくださったカフェギャラリー風草の松平様
ありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。
posted by モトヤマヒロコ at 01:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記